平素より日本栄養・嚥下理学療法学会に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会は、2023年度に学会化を果たし、日本栄養・嚥下理学療法学会としてスタートしました。研究会時代を含めて、この度、第10回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会を2024年7月6日(土)、7日(日)の2日間、福岡国際会議場(福岡県福岡市)で開催いたします。

 本大会のテーマは、「つなぐ、究める、その先へ。」です。このテーマには、「栄養・嚥下理学療法の現状と課題」「栄養・嚥下理学療法の科学的根拠と実践」「栄養・嚥下理学療法の未来と展望」、これらの問いに対して、多様な視点から深く探求し、新たな知見と技術を発信する機会とします。

 栄養・嚥下理学療法には、医科と歯科をつなぐ、リハビリテーション栄養や摂食嚥下リハビリテーションに関わる多くの職種をつなぐ、基礎と臨床をつなぐ、機器や食品を開発販売する企業とつなぐ、未来につなぐ、など多くの「つなぐ」が必要です。

 日本栄養・嚥下理学療法学会の使命は、医療・介護・福祉の分野だけでなく、産業界とも協力し、栄養・嚥下理学療法を「究め」、エビデンスを社会に示し、すべての方々の幸せづくりに貢献することでございます。

 本学会の対面形式での学術大会は九州地区で初めての開催となりますが、全国より皆さまが飛行機や新幹線でアクセスしやすい福岡をその記念する場所としました。活発な学術交流はもちろんのことですが、この機会に福岡を始めとする九州の美味しい食事を是非とも嚥下し、栄養を摂っていただきたいと思います。

 準備委員一同、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。何卒よろしくお願い申し上げます。

第10回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会
大会長 久保高明
熊本保健科学大学保健科学部